ボツネタ(メイド喫茶)
2009/06/18 Thu [Edit]
先日もあるところから原稿依頼がありました。「そういや上司Gがメイド喫茶行って来たっていってたよなぁ〜。こりゃネタになるかもなあ〜〜」と安直な考えで、
書くことは話すことより好きではありますが、いかんせん文才がなく、さらに遅筆なものなので1か月に1本(それも2000字以下)がせいぜいの所。それ以上はオーバーワークです。ひいひいいいながら書いたのが>>続きを読む 以下にある文章なんですが、これは結局提出することなくボツにしました。
理由は「オチがつかなくなったから」。
たんなるメイド喫茶の紹介ならこの手で十分なのですが、「事象(現象)を語り」→「中国の背景を説明し」→「分析・考察を加える」といったこのコラムに対するお作法がどうもできない。なにせ生粋のヲタではないんで、結局出来上がったものは表層をなでる程度のものにしかならなかったんです。
それでもいちおう書き殴り系のこのブログよりは力入れて書いてますので、もったいないからこっちに載せることにしました。落ち穂拾い以外ではこういうものも書いてますよっていうことで、どうぞ。
上海のメイド喫茶に行ってきました。「萌え」は共通か?
ゴシック・ロリータ風の衣装で人気のある「メイド」コスプレは、見る(見せる)だけではなく、実際に給仕をしてくれる「メイド喫茶」という舞台を得て日本オタク界でひそかな流行となった。衣装のかわいさに加え、「どじっ娘」「妹キャラ」という妄想の賜である独特の味付けが加わり、ここに日本独特なメイド喫茶の雰囲気が形成されていると筆者はみている。日本の土壌で作り上げられた「メイド喫茶」が上海にあると聞いて、覗きに行ってきた。
今でこそ日本でメイドといえば上記のイメージが先行するところであろうが、中国は共働き家庭が多く、時間単位で家事労働を行う女性使用人(上海ではアイさん、華南・香港ではアマさんといっている)を利用している家庭が少なくない。彼女達は大半外地からやってきた40代前後の既婚女性で、そこに上述の妄想が入り込む余地はない。
第一、「おかえりなさいませ、ご主人様」この言葉に集約される主従関係が、基本的に敬語的表現がない中国語では表せないし、「おかえりなさい」と「ただいま」が「回来了(ホイライラ)?」(「帰ってきたか?」)、「回来了(ホイライラ)!」(かえってきたよ!」)と単に語尾の上がり下がりでしかない言語状況なので、なんとも「萌え」ようがないのである。
実は2年前にすでにメイド喫茶があったのだが、いつのまにかなくなっていて、今回行く店は、「第二世代」というところだ。
こういった土壌の上で、「女僕珈琲店」中国は根を張るのだろうか。
店は浦東繁華街の一角にある、コンピュータや家電製品・パーツを取りそろえる「電脳城」内の一角にある。まさに立地的環境は秋葉原である。店のドアを開けると、店内の2名のメイドが「いらっしゃいませ、ご主人様」と日本語で迎えてくれた。部屋。メイド服飾ってました。
メニューは飲み物30元(約280円)前後を中心に、いくつかの食事メニューがあるほか、メイド喫茶ならではのメイドとゲームが出来るサービスが10分15元(約210円)。店に滞在する時間制限はないようだ。ただ、4人掛けの卓が6つ、6人掛けの卓が2つ、さらにテレビゲーム用ブース1席にメイドが2名(平日は3名、土日は5〜6名)だと、メイドも1卓にそう長くもつきあってはいられないだろう。この点、メイド目当てでくる男性客から効率よく利益を上げていく日本とは違い、なんとも鷹揚な経営である。.
来店者の傾向を聞いてみると、中国人が日本人より断然多く、筆者のような日本人客はまれのようである。また男性が一人でくるというのはそれほど多くなく、友達同士等複数でやってきて遊んでいくらしい。
当日いた2人のメイドのうち、一人は日本語を話すことができ、もう一人はまったくだめであったが、「萌え〜」は十分理解しているとのこと。全部で45名ほどいるメイドさんは、かなりの数がコスプレイヤーだそうだ。
なんでも20代前半の二人が経営者で、うち一人は「コスプレグループ」に加入しており、各種のショーにも参加するいわばお墨付きの「オタク」の部類に入る。ここのオーナーが日本で視察した上で店舗を構えたかと思えば、なんでも日本には行ったことがないという。彼らのほか、オーナーの友人と思われる数名がテーブルに席を取り、それぞれPCをもてあそんでいる。時々カウンターに集まり、オーナーが作るデザートにきゃっきゃと声を上げて笑い、どうにも、商売というよりはコスプレ愛好者のサークルルームという雰囲気だ。
既述の2年前にあったメイド喫茶が日本人主体で有名ホテルの中にあり、一般的には相当敷居が高かったのが、現在は中国人客を中心に友達連れでくることができる店作りとなっている。筆者が訪問した時間は閉店1時間前ということもあり客が殆どいない状況ではあったが、過剰なまでのサービスはさくっと切り捨てられすくなくとも「日本発祥の『日本式メイド』が給仕するカフェ」という輸入文化がまずは受け入れられ、去年の8月から約10か月経営が続いている点は評価に値しよう。
最後に店をでるとき、「いってらっしゃいませ、お嬢様」と、入店の際の失敗をしっかり挽回した挨拶を受けた。でも、いい年のおばさんに対して「お嬢様」どころではないのだが。もうすこし応用利かせてくれ。写真撮るといったらわざわざめがねかけてくれました。「めがねっこ」を理解しているのか?!
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写真撮るといったらわざわざめがねかけてくれました。「めがねっこ」を理解しているのか?!