給与統計の対象が増えますよ!
2009/12/10 Thu [Edit]
以前このブログで「平均給与ってなにさ? 」ってネタを書きました。
かいつまんでいうと、
ということです。●中国には「労働者平均給与」と「都市単位在職労働者年平均給与」ていう二つの統計があって、微妙に統計対象がちがうんだよ〜〜〜
●都市単位在職労働者年平均給与には工商業者とか、私営企業従業員は含まれてないんだよ〜
●それはどういうことかってと、賃金レベルがより低いといわれている両者が入っていない分、平均数値が実態からかけ離れて高くなっちゃうんだよ〜
そして来年、2009年度の統計から、都市単位在職労働者年平均給与には私営企業従業員も統計の対象として組み入れることになりました。
2008年の統計数値によりますと、都市単位在職労働者年平均給与は2万9,229元、登録登記別にみると、株式有限公司は3万5,324元の最高額で全国平均の1.21倍、次いで外商投資企業の3万2,653元、(同1.12倍)国有単位の3万1,005元(同1.06倍)。一方集団単位の賃金平均は1万8,338元で、全国平均の62.7%にしかなっていないとのこと。そして今回新たに加えられることになる私営単位従業員のそれは1万7,071元で、一番下に入ることになります。
実はこの8月くらいから「被増長(成長させられた)」という言葉が発生しております。年半ばに同じく統計局により公表された6万5000世帯都市住民サンプル調査で、上半期可処分所得は8856元(前年同比9.8%増)、インフレ要素を控除したら11.2%の実質成長があったとか。
でもこの金融危機で、上半期そんなに上がったとやにわに信じられません。あるブログ主は
とぷんすか。俺みたいな「都市住民」は統計局が調べた6.5万世帯の都市住民の中にははいってなかったってこった。この6.5万世帯は普通の都市住民じゃねーや!この都市住民が「実証」したせいで俺らは統計上幸せってことになってるけど、実際は統計局に「成長させられた」だけやん!
統計局はそんな反応を受けてか受けないでかは知るよしもないのですが、実質「統計数値の下方修正」にあたる今回の私営単位従業員の統計対象への編入を決定しました。
それでこれが実際どこにどう影響するかってと、前の「平均給与ってなにさ? 」で復習してみますと、
が考えられます。●北京みたいにすでに労働部門と統計局が統一で賃金平均をだし、さらにすでに私営単位を含んでいるところは影響ない
●上海は労働部門と統計局が統一で給与平均を発表しているが、そのなかに私営単位を含んできたかどうかわかんないので、もしかしたら来年給与平均が下がるかもしんない。
そうなると、上海は経済保証金や四金の上限が引き下げられるということにもなります。一部高給取りがたくさんいる企業にはこれはちょっと朗報になるかな?
上海労働部門の統計の取り方について調べきれなかったので現時点ではなんともいえませんが、毎年4月の平均給与の発表にはどういう数値を出してくるか注目しています。
Comments
ところで
ささきんぐ様は、都市単位在職労働者平均給与調査の調査対象に入っているのでしょうか?入っていたら相当程度平均を押し上げているような気が・・・
ところで
経済保証金や四金の上限が引き下げられると何がいいの?
うえええ
外商投資企業は調査対象にはいってるのですが、外国籍の人員は排除してる・・・のかなあ?入ってないと思うなあ。
経済保証金の上限が引き下げられると、平均給与の3倍以上もらっている高給取りに対して会社が支払うべき額が当然減ることになりますよね。労働者にとってはええええ〜〜な話ですが、会社(金融機関とか、余裕で平均賃金こえてそうなところ)にとっては多少人事コストが下がるのでは、と。
ただ本当にそうなるかはわかりませんが。
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