世界初、中国で漢方の新型インフル治療薬 ですって。
2009/12/18 Fri [Edit]
本日某所からのネタ提供によりますと、「世界初、中国で漢方の新型インフル治療薬 」(ソースは日刊スポーツ)とうとう漢方での治療薬も開発してしまいました。「患者の熱が下がったり、呼吸器の症状が改善するなどの効果があった」ということだそうで。
漢方のイメージは、対処療法的・即効性と真逆の「慢性病をゆっくり治す」というのが大きく、さきに紹介したネタも、「予防」という、長期的服用を見据えたタイプのものですよね。
まあしかし、葛根湯のようにすぐ作用するものもありますし、すぐ効くよく効く!を売りにする漢方新薬!があってもおかしくありません。
中国だからな~~~。
この記事をみて、ついつい、昔家族で仲良く読んでいた喜国雅彦の「傷だらけの天使たち」にあった4コマギャグマンガを思い出しました。手元に本がない&漫画のスキャン・アップはだめよってことで、それを思い出して書いたものを↓にUP。
漢方否定するわけじゃないけどね、私が浅学ゆえかどうも即効性に疑問を持ったんで、つい。
詳しい人、レクチャーしてください。
Comments
中医学
漢方薬に即効性がないとか副作用がないとかいうのは割りに良くある大きな間違いです。
たとえば、甘麦大棗湯は体質(証)が合えば、(主に)女性のヒステリー性の発作がウソみたいに収まる(ケースがかなりある)そうです。
最近、早期に飲めばタミフル並の効果があると言われる麻黄湯の主体になっている麻黄の薬効成分はエフェドリンですが、西洋医学では薬効をよりマイルドにした上で風邪薬や気管支喘息の発作を止める薬に使うだけでなく、単体では覚せい剤取締法の対象になるようなものです。
もっといえば、附子という薬は虚弱な人の強心剤にはりますが、普通の人には猛毒(なんせトリカブトの根ですから)です。
ということで、漢方薬も(本物なら)バカにしたもんじゃないしいい加減に飲むと危ないもんでもあります。
タミフル
ご無沙汰しています。
余り詳しくないですが、タミフルの原料は漢方薬でも使われる、六角(だったかな?)とかいうもので、中国の奥地で取れる物だそうですよ。それを精製してタミフルを作っていて、ロッシュが買占めに入って不足しているという記事を見た記憶があります。
科学的ではないようですが、中国の気孔もヨーロッパ一部の世界では高く評価されているみたいです。まぁブキョウ小説に出てくるようなのは、あくまでも漫画の世界なんでしょうけど。
人間の体は、科学だけでは解明できない部分がまだ残っているんじゃないでしょうか。
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