落ち穂拾いブログ

記事よりもコメント欄にコンフィデンシャル情報満載!の中国ネタブログ。

被災地での火事場泥棒? 携帯電話の巻

2008/06/03 Tue [Edit]

こういうのは火事場泥棒とは言わないんだろうなあ。火事場詐欺?詐取?
被災区への優遇を悪意に利用、24時間で20万の儲け」というニュースをご紹介。

中国の携帯電話は日本とはまた違う方式のプリペイド方式がありまして、SIMカードという電話番号チップを購入し、それを携帯電話にはめ込んで通話料をチャージすることで通話可能になります。何回もチャージすることができて、基本料金も不要のためかなり便利です。(日本のプリペイド携帯は使い切ったら終わりだったっけ?)
そこらへんのスタンドでは通話料50元込みの電話番号チップで、55〜65元くらいで購入できます。


地震の被害にあった成都、綿陽、徳陽、広元市やアパ州などで、この携帯電話システムの大手である中国移動通信が、被災地区の利用者に対し「5月31日までにチャージ残高が50元を切ったら自動的に100元分無料チャージ」というサービスを実施しました。

それを聞いた携帯電話番号販売業者はカードを持って一目散にこれらの街へ。

それでなにをしたかというと。
売り物の携帯電話カードで、チャージ残高が50元を切るように電話を掛けます。すると自動的に100元がチャージされます。これで、わずかの消費でいきなり100元のおまけがもらえます。そしてそれを持って帰ってきて120〜140元で地元で販売するという算段です。

カード1万枚で重さ約50kg、これを一部託送にして、夜間割引の飛行機に乗り成都まで1,100元。それでも「一日睡眠時間を2,3時間にして、2000枚チャージしたら、それだけで20万元分ゲット」ともんのすごいことになります。

この話をしてくれた郭さんというひと、最初は一人こっそりやっていたらしいんですが、周囲の人の知るところとなり、街中の電話カードは売り切れになるは、乗った成都行き飛行機の乗客の大半はその筋の人だったとか、すんごいことになってたようです。

この通話料プレゼント措置は5月いっぱいで一段落ついたので今はもうできなくなっていますが、利をみるにさとい中国商人、ちとびっくりです。

この100元チャージされたカードはそろそろ市中に出回っているはず。どれだけ儲けられたか知りたいところですな。(ちなみに、電話番号を「アクティベート」して、長いこと使用しないと使っていないものとして停止措置が発動されます。)




余談。

中国の携帯電話番号は、どういうシステムになっているかわかりませんが、ちゃんと「省別」になっていて、携帯電話間通話でも「省内通話」「省外通話」料金が分かれているんです。

今回全国の携帯電話カード販売業者が大挙して四川に行かなかったのは、四川でチャージできるのは四川省内の電話番号のみだからです。

日本だって火事場泥棒って言葉があるくらい、どさくさに紛れて悪いことをするやつがいないわけではないんですが、・・・まあ、しょうがないか。
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まだまだ中国のニュースは地震一色です。

Comments

溺れた犬は棒で突け(by 毛沢東)

革命の元勲からしてこれが口癖の国だからね。
さもありなん。
俺思うに、四川じゃ、絶対に屍体から金歯抜きまくって
儲けた奴いると思うけど。

どさくさ紛れ

日本の大使館が、邦人集めて何かの講演したそうな。
んで、終わった会場に、なんかモソモソしたジジイが残っている。
そのジジイと来たら
「なまえーを聞いても分からない、おうちーを聞いても分からない」とまあ恍惚さんだった分けだが、
何でこんなのがここにいるんじゃと調べたところ、
中国小姐が、日本でぼけ老人連れてきて、
家に犬みたいに飼っておき、年金はいただきまーすのパターン。
それで、ジジイの一匹が暴れ惚けになったので、
大使館の講演のどさくさ紛れに捨てていったというもの。
連中、心の底から、どさくさを利用する根性が染みついているんだね〜感心、感心。

どさくさまぎれ2

>ふきよみさま
お年を召した女性の場合、貯金なんて信用できなかった若かりし時代、金の指輪・イヤリングを自分の財産としてしっかりつける人がおおいですよね。
女性が被災者だった場合、根こそぎとられてたりするかも、ですね。
そういえば震災救援義捐金物資管理使用に関する通達なんてでてましたが、逆をいえばこういうのを出さないと裏で何かする奴がでてきてたまらんという事なんでしょう。


>ぎんたけさま
どさくさまぎれといえば、
四川省あたりって、黒孩子の生産地ですよね・・・。
このどさくさに乗じて、人様の戸籍を拝借しちゃったりする
人もいるんだろうね、きっと・・・・。

>四川省あたりって、黒孩子の生産地ですよね・・・。
>このどさくさに乗じて、人様の戸籍を拝借しちゃったりする
>人もいるんだろうね、きっと・・・・。

名案!


もっともっと火事場泥棒シリーズを続けてください。
中国の皆様がビジネスモデルを構築する際の、
発想の原点がちりばめられていると思います。

好評にお答えして火事場泥棒シリーズ、やってみました。といっても、本来の意味での「火事場泥棒」ではないんですが。
でもその中に人知を越える斜め上の発想があるので、こういったウォッチはやめられませんね。

で、これでどやってビジネスモデル構築するのん?

 
 
 
 
 
 
 
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上海在住○年目となりました。会社では調べものしたり、文章を書いたり、翻訳したりしています。
執筆:近代上海人力車行業的構造他。

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