落ち穂拾いブログ

記事よりもコメント欄にコンフィデンシャル情報満載!の中国ネタブログ。

世界のNIKE、いまいち詰めがあまいのかな?

2008/08/11 Mon [Edit]

世界的スポーツブランド、NIKE、世界的であるがゆえにそれなりにコンプライアンスもしっかりしているだろうと思うんですけども、意外とチョンボが多い会社のようです。

日本では2007年4月に販売されたピスト自転車というブレーキなし自転車を「ブレーキなし、問題なし」というコピーとともに大々的に販売を開始したところ、実はそれが道路交通法に違反する自転車であることが指摘され、広告が撤去されたという事件がありました。

ところ変わって中国。

こちらのNIKEでは「I LIKE BEING ON TOP」と書かれたTシャツが販売されました。これはアスリートのフレーズ「トップに登り詰めたい」なんですけれども、これがスラングでは「私はあなたの上に乗ってやりたいの(はぁと)」という、まあ、あれですな、閨房用語になってしまうんですって。

ontop.jpg

このTシャツを昨年の6月に購入した王さん夫妻。今年の7月に王さんの妻がこのTシャツを着ているところ、ある友達が「それって・・・」と指摘したのが始まり。
御年40を超えた王さんは恥ずかしくってこんなTシャツもう着られません。

そしてこのTシャツを販売したNIKE専門店にかくかくしかじかの理由で返品したいと申し出ましたが、店員曰く、「これはNIKEがデザインしたもので、販売店とは関係ない。またレシートなどの購入記録がないと返品できない」とつれない態度。

これと同じことが今年4月にもあって、「Balls」と書かれたTシャツを着たら、これもまた「睾丸」の意味があるらしく、同僚に笑われてしまったことから、この人はNIKEに対しこの商品の回収と公開謝罪を要求するというところにまで発展しています。

Tシャツ自体がメッセージ性を持ちつつあり、絵柄・ロゴなどが政治的だったり、わざとセクスィ〜なことを描いてあったりしますよね。そしてそういうのを喜んで買っているのが現代の人。

デザイナーも普通の単語が持つ多義性を利用し、それを見込んでデザインしているんじゃないかなと思うんですけども、まだまだしゃれが通用しない中国では、訴訟問題にまで発展しちゃってます。
NIKEさん、世界的有名ブランドではあるんですが、「スポーツで世界は一つ」をマーケット戦略でも援用しすぎて地域的差異を顧みなくなっちゃってるように思えます。


結論。中国でしゃれはまだ通じない。英語で書いて意味がばれたときには訴訟になる。こりゃこりゃ。



おまけ:

「英文Tシャツ問題」は実はこれ以外にもあって、”BITCH”と書かれたTシャツを買ってそれを着て歩いてたら周りに笑われた、意味を知ったら恥ずかしくなった、謝罪と賠償を要求する!」という事件もありまして、いい年して英語がわからんのが悪いのか、こういう商品を作っちゃうのがわるいのか正直よくわかりません。
日本ではこういったことで訴訟にまで発展してますでしょうか?!

ちなみに、
日本の某農業学校の教授が言った有名な「boys be ambitious(青年よ、大志を抱け)」も、現在の意味は「(ナンパするのに無理だと思わずに)がんばっちゃえよ」という意味になるらしく、某知事がアメリカで演説をしたときには爆笑されたとか。言葉も時代とともにいろいろな意味・暗喩を帯びてくるんですよね。
言葉って、むずかしい。
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肩書きは投資指導研究員(うそ)です。
上海在住○年目となりました。会社では調べものしたり、文章を書いたり、翻訳したりしています。
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