「山寨」という中国語の適訳は
2008/09/04 Thu [Edit]
「山寨」shān zhai ということばがあります。元々の意味は
を指すのですが、百度百科では、このような説明文がかかれていました。山中の砦。昔の盗賊や蜂起した人民が山林の中に構えた根拠地.。
「山寨」という語は広東語に由来し、民間のITパワーが発揮された産業の現象である。その主な特徴は偽造性、スピーディ、一般化に集約される。
おもに小さな作業場から始まり、有名ブランドを素早く模倣し、携帯電話、デジタル機器、ゲームなど様々な分野に渡っている。これらの文化は一方では「変化球が得意」とも言えるが、業界政策のペリフェリー(周縁部)を言っているため、しばしば問題を引き起こしている。
IT産業における山寨文化の勃興は、剣客小説にみられる物語とそっくりで、まず正当ではない方法で主流の周辺をぐるぐる周り、その後だんだん大きくなり、最終的には正当勢力に挑み、それに取って代わるというものだ。
山寨文化とは、すこぶる低コストで主流のブランド製品の外観や機能を模倣し、さらにイノベーションを加えて最終的には外観・機能・価格などすべての面で本物の製品を超えてしまう現象である。(以下略)
ま、ようは平気でパクリが横行するなかで、模倣品が本家を超えてしまうことを指すのですが、日本の「発明はないけれど改良が得意」というのを不法にやってのけ、本物を凌駕する状況という感じなんですな。パクリから入る中国においては、IT系のパチもの機器にこの言葉がくっつくと、肯定的な意味にとらえられているみたいです(元々パクリ携帯電話から始まっている)。ゲリラが正規軍になるようなもんですな。
ですが、最近この「山寨」の使われ方がまたちょっと変化してきているようです。これが人の前にくっついたり「山寨版〜〜」と言われると、パチもの的要素を強調しネガティブなイメージになるようです。
たとえば、「山寨劉翔(ハードル選手)」「山寨奔施(ベンツ)」というように、有名な人・もののパクリを指すようになってきています。単なる「にせ物」とちょっと違うのは、限りなく本物に近いけれども、別に本物とは騙っていないものに対しても使われています。
上、、「山寨劉翔(ハードル選手)」、下本物(にせ物は向きをあわせるため写真をひっくり返しました)。この場合のいい日本語対訳はないかなとかんがえていたところ、ばっちりなのが見つかりました!
「劣化コピー」
単なる「コピー」だけでは終わらず、ノイズが入って劣化している。完璧コピーを目指しつつ失敗。
日々翻訳の作業で、いい言い回しはないか、日本語でもっとかみ砕いた言い方はないかと考えているときに「すとん」と落ちるところに落ちた、そんな発見をした気分です。
「山寨」=劣化コピー。使ってください 笑
参考→ぐーぐるさん
Comments
山塞凍死評論家のチンメイさん。
そのような企業の中でどこかあぶく銭を
稼がせてくれるようなところを紹介してくださいませ。
開発費に金を費やさない、リバースエンジニアリングで作れる商品を出してる企業なのであぶく銭を稼げるんですよ。
著作権にいい加減な中国だからできる荒技。そういう会社自分で作っちゃえばいいんですがな。
そういえば某日系有名バイクメーカーの話を思い出した。
その企業のにせ物が市中に出回っていたんだけれども、これがまたけっこういい作りをしているってことで、これを作っているにせ物工場を探し出して、最終的には本家がにせ物工場を吸収したとか。こころ暖まるいいお話でした。 うそ。
ぶはは、心暖まった。○ETRO北京の人からトラブル相談の話を聞いたけど、つい山塞屋を買い取ってしまえと、喉から出かかるそうです。
私も私も。
ことし○ETROのセミナーに行って聞いてきた話によると、ある企業がにせ物アジトを探し当てようとしている日本人担当のところに、ネズミだかなんだかの死体が送りつけられて、その人はあわてて日本に帰ったとか。こええええなあああああ
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